大人になってもサンタクロースを信じています。
それは、サンタクロースミュージアムを経営している時です。11月の忙しい土曜日の事でした。少し暇になってほっとしていました。
ミュージアムを見て周り、ミュージアムからショップの入る所にDVDを1日中、私の作ったクリスマスストーリーの放映している場所が有ります。
椅子もなん脚かおいてあり、全部で4部作で12分ぐらいでぜんぶ見る事が出来ます。その物語を熱心に見ている若い女性がいました。
少し時間がありましたので声をかけると笑顔が素敵な女性です。このクリスマス物語はどうですか?と尋ねるすごい感激しました!と言ってくれましたので、うれしくなって少し話す事にしました。
そこで、このミュージアムを作った動機やクリスマスストーリー、最後にサンタクロースを信じてと言ったら、なんとその若い女性が涙ぐみました。
そして話し始めました。もう大人になっていい歳して、サンタクロースを信じている事を周りの人に言うと、少しおかしいんじゃないと言われるそうです。
それでもその女性は子供の頃からずっと、サンタクロースを信じていて今もサンタクロース大好き人間の1人です。
私がサンタクロースがいないなんて、とんでもないことですと言うと、笑顔が溢れるました。その女性の考えを理解することが出来てとても嬉しくなり、その女性も嬉しいです。と言って素晴らしい出会いが出来ました。
するとその女性はキリスト教系の幼稚園の先生をしています、と言ってくれました。今度是非とも子供にも見せたいと言って少しクリスマスグッツを買って帰って行きました。
私もミュージアムの入口付近まで見送って行きました。そして12月になり毎日忙しくしていた所、その女性から電話が入りました。
「今山中湖に来ていますので、もうすぐそちらに行きます。との電話でなんと大型バスで子供とその親たちもきて全部で30人くらいです。」
そして私はバスが止まれる、駐車場に案内しました。するとその女性が笑顔でみんなを誘導してこんにちは!と言って私に挨拶をして、ミュージアムに入る為に行きました。
私も大忙しでチケットカウンターに行き、チケットを販売している女の子に、団体です。子供が何人、大人が何人と言って一人ずつチケットを渡して、ミュージアムの入り口まで案内しました。
しばらくミュージアムからショップの入り口のDVDの所で何人も見ています。椅子は5,6脚しかないので、大人は立って見ていました。
矢張りキリスト教系の幼稚園ですから、親御さんもDVDを熱心に見ています。そしてクリスマスストーリーを何人か買っていただきました。
少しその女性と話、親御さんも色々話して賑やかな時間となります。親子がそろってクリスマスを楽しみ、子供達の笑顔で過ごしていて、それを見て嬉しい時となります。
年々クリスマスイルミネーションが華やかになりますが、クリスマスに込められた思いはそれぞれの家庭にとって違いが有ります。
渋谷などでサンタクロースのカッコをして騒ぐのもいいですが、やはり家族と一緒に楽しむのが一番のお勧めです。