日本ではクリスマスケーキを食べることが定着しました。昔はイチゴのショートケーキが定番になりましたが、現在では色んなデザインや工夫に満ちたケーキがいっぱいです。
スイーツの本場フランスでは!
それではスイーツの本番のフランスではクリスマスケーキが存在するのでしょうか?矢張りクリスマス・スイーツと言えば間違いなく、ビュッシュ・ド・ノエルでしょう!
フランスではクリスマスに丸太をかたどったビュッシュ・ド・ノエルと言うケーキを食べられています。
ビュッシュ・は薪、ノエル・はクリスマスと言う意味です。ですからビュッシュ・ド・ノエル「クリスマスの薪」と言う意味のスイーツです。
昔からフランスでは薪を大切にしました。薪を家に運ぶ時のしきたりなどもあったくらい薪に対して思入れがありました。
時にはワインをふりかける事もたたあったそうです。なぜ、それほど薪を大切にしたのでしょうか?
昔は厳しい寒さの冬を過ごすのに欠かせないものでした。食べ物を煮炊きしたり、お茶を飲むとき水を沸かしたり、暖房に使ったりしました。
そして残った灰は畑にまけば、豊かな恵みを与えてくれます。薪は人々にとっては無くてはならない大切な物です。
そこで、木の持っている力に対して尊敬と感謝の気持ちから丸太に似せたケーキを作られたと言うわけでした。
ビュッシュ・ド・ノエルのケーキにはツタやキノコ、ヒイラギを形どったデコレーションをほどしこみます。
ツタには冬にも緑の葉を茂らせて、キノコには種をまかないでも生えてくる生命力があり、命の象徴と考えられています。
ヒイラギにはとがった葉っぱで悪魔よけや災いから逃れる事が出来ると信じられています。これかヒイラギがクリスマスツリーやリースなどにも使われているのも同じ様な意味です。
一つのスイーツからも色んな物語や思いが込められています。肉体を維持するための栄養素、特にスイーツは命を維持する事よりもどちらかというと心を満足する要素が多いようです。
スイーツを美味しそうに食べてる、子供、家族の笑顔は何もにも代えれません。家族のだんらんにスイーツがあるとなごんで来ます。
素敵なクリスマスのひと時をスイーツ食べながら過ごして下さい。